京都で、ゴッホに会いました❗

学研万野教室 とみえ先生

2018年03月05日 00:16



3月3日、京都に来ました。

もう午後5時をまわり、コーヒーでも飲んで一休みしようと、平安神宮の鳥居の側を通りかかると、何やら印象深いゴッホの絵が目に飛び込んできました。

よくよく見ると、そこは、京都国立近代美術館。会期は明日3/4まで。しかも、土、日は午後8時まで開館しているとのこと。

なんという幸運!

実は、東京での会期には、行きたいと願いながらも行けずじまいで残念な想いをしていたのです。

これはもう、見ていかねば、、、。



ゴッホは、日本の浮世絵に心酔し、オランダのアムステルダムにある、「ゴッホ美術館」には、ゴッホが集めた400点あまりの浮世絵が現存するそうです。

浮世絵を模した「花魁図(おいらんず)」や、影響を受けて描かれた「種まく人」等、横に並べられた浮世絵と比較しながら見ることができました。

ただ、会場は、土曜日の夜、または、会期が明日までということが原因なのかはわかりませんが、とても混み合っていて、なかかなかじっくり見るという状況ではありませんでした。

最晩年の 「下草とキヅタのある幹」、「草むらの中の幹」、「ポプラ林の中の二人」等の絵は、これまでのゴッホから受けていたイメージとは違う、心穏やかに自然の中に溶け込んでいくような感覚を覚えました。

今回の展示は、有名な「ひまわり」の絵は1枚もなく、そのせいかゴッホの別の面を知ることができたように思います。

さらに、ゴッホの没後、今度は日本でゴッホ熱が起きました。

武者小路実篤 や佐伯祐三といった文学者や画家が影響を受けて、ゴッホの終焉の地であるオーヴェール=シュル=オワーズを訪れたそうです。

ゴッホと日本との、深い繋がりを再認識した一日でした。

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