2017年09月27日
みんな なかま、なかまはやさしい❗

万野教室には、足が不自由な子が通ってくれています。
お母さんに抱かれて、「こんにちは!」というA君の声が聞こえると、近くにいる誰かが教室のドアを開け、椅子のベルトを広げて、椅子が動かないように支えてくれています。
みんな心の優しい子たちばかりです。
A君のおばあさまは「みんなに迷惑をかけてすみません」と顔を合わせる度におっしゃいますが、私は、他の子どもたちにとって、いい経験になっているからと申し上げています。
近くに手助けを必要としている人がいるときに、そのような人と接する機会がない環境で成長してしまうと、どのように手をさしのべたらいいのかわからなくて、手を貸したいという気持ちはあっても、助けてあげられないということがあるかと思うのです。
教室の子どもたちは、自然にA君に手をさしのべています。
A君も、いつも「ありがとう」という言葉を忘れません。
いつまでも、お互いがお互いのために、気遣いのできる素敵な「なかま」でいつづけてほしいと思います。