2017年10月16日
エチケット

万野教室では、子どもたちに小さなエチケットを守ってもらつています。
「教室の玄関に入ったら、靴をドアに向けて揃えて置いてね。
それから、そこにある洗濯バサミでとめてね。
あなたの靴が迷子になると困るから、お願いしますね」
この言葉は、初めて万野教室を訪ねてくださったお子様に、最初にかける言葉のひとつです。
そして、通常の場合、体験のために診断テストを受けにきてくださったお子様が、初めて私から受ける指導です。
テストが終わると、
「机の横にかけてあるちり取りセットを使って、
机の上、椅子の上、床に散らかった消しカスや、ゴミを集めてください。
次にこの席に座る人が気持ちよく過ごせるようにお願いします。
最後に、椅子を元に戻して、今日の学習は終わりです。
これからも、この約束を守ってくださいね。
お願いします」。
そして。子どもたちは、テストを受けたごほうびを受け取って、
「お疲れ様でした」、「ありがとうございました」の挨拶をして帰っていきます。
普段の教室では、たまに、「先生、靴をとめていなかった子がいたから、ぼくがとめてあげたよ」という優しい言葉を耳をすることもあります。
ところが、理由はわかりませんが(聞いても教えてくれません)、一人だけ断じて靴を揃えない子がいます。
「お迎えにきた人が見た時に、揃えてあったら、気持ちがいいと思わない?」、
「そんなに手間がかかることではないと思うんだけどな」と、いろいろ声をかけてみても、絶対しようとしません。
私は願っています。
いつか彼女がおとなになったとき、私が言っていたことの真の意味(自分にとっても、他の人にとっても、気持ちよく過ごすためのエチケット)がわかる時がきっと来ると。
その時まで、彼女のこだわりには触れず、誰かが直してくれたことに感謝したり、私自身が直しに行ったりして、彼女が自分から進んでやってくれる日を待っています。
Posted by 学研万野教室 とみえ先生 at 11:28│Comments(0)
│徳育
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